脳活動がおきる時間と場所の情報から、 ヒトが見たもののブレインデコーディングに成功 ― マルチモーダル計測×深層学習の組み合わせによる新発見 ―
地村弘二教授は、高知工科大学脳コミュニケーション研究センター教授の竹田真己、同センター助教の渡邊言也(研究当時)、同センター教授の中原潔、narrative nights株式会社代表取締役の三好康祐らとの共同研究で、ヒトが視覚情報のカテゴリを判断する際に、まず大雑把なカテゴリ分類が行われたのちに詳細なカテゴリ分類が行われており、この時間の経過には従来考えられていたよりも広範囲な脳領域が関与していることを発見しました。
この成果は、「空間分解能にすぐれた脳活動計測と時間分解能にすぐれた脳活動計測を同時に行って、そのデータを人工知能により解読する」、という新手法により見出されたものです。本研究が提案する「マルチモーダル計測と深層学習の組み合わせ」を用いることで、これまでに明らかにできなかった脳活動の新しい役割を今後明らかにできることが期待されます。
この研究は、米国の神経科学雑誌NeuroImageのResearch Article速報版として2023年5月10日に掲載されました。
詳細は、こちらのプレスリリース資料 をご覧ください。
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