大学院理工学府物質?生命理工学教育プログラム2年の平形政菜さんが、低酸素研究会2022年学術集会にてYIA賞(優秀賞)を受賞しました。
2022年9月3日に早稲田大学先端生命医科学センター50号館で開催された低酸素研究会2022年学術集会において、大学院理工学府物質?生命理工学教育プログラム2年の平形政菜さんがYIA賞(優秀賞)を受賞しました。受賞演題は「共焦点りん光寿命イメージング顕微鏡を用いた肝臓内酸素分圧のリアルタイムイメージング」で、指導教員である吉原利忠准教授との共同研究による成果です。
本研究は、肝臓組織内の酸素分圧をイメージングするためのイリジウム錯体を設計?合成し、共焦点りん光寿命イメージング顕微鏡を用いて、肝小葉の酸素分圧および分圧分布をリアルタイムイメージングした結果について発表しました。本研究成果は、麻酔下にあるマウス肝臓の酸素分圧を単一細胞レベルでリアルタイム追跡することが可能であり、生理的負荷が生じた際の肝臓内の酸素分圧変化や、薬剤投与による肝実質細胞内の代謝過程変化を明らかにするイメージングツールとして利用できることが期待されます。